横浜南シニア35期の夏終わる

　今日は、3年生最後の公式戦となる神奈川県大会の1回戦を、ホームグランドの富津グランドにて開催されました。

　対戦相手は、横浜都築シニア様。今日負けてしまうと、本当に引退となります。これはどこのチームも同じで少しでも長くシニア生活を送りたい場合は、勝ち続けるしかありません。

　夏季大会を勝ち抜いてきた横浜南シニアの選手にとっては、勝つ喜びを経験しており、神奈川県大会を優勝するぞという目標を新たに掲げて本大会に臨みました。

しかしながら、毎週オープン戦を戦ってきたのですが、どうも流れに乗れていない感じを父達は感じていました。そんな不安の中、横浜南シニア後攻で試合は始まります。

　1回表、いきなり先頭打者にヒットを打たれましたが、ゲッツーで乗り切りました。1回裏、横浜南シニアも先頭打者がレフト前ヒット。相手のミスもあり、ノーアウト満塁で4番に。ショートゴロの間に1点を先取し幸先良いスタートです。

　2回表もヒットや四球で塁を埋められましたが、盗塁を防いだりで0点で抑えます。

　2回裏、7番打者DBで出塁、8番打者がバントで2塁に送り、9番レフト前ヒットで2点目を追加、1番打者、2番打者と内野安打で1アウト満塁で、3番打者のレフトフライで3点目を追加しました。

　2回を終わり0対3。多くの父母たちに勝利という文字が浮かんできたその瞬間、3回表に3ランホームランを打たれて同点、3回裏を終わってみると5対3と逆転されてしまいました。終わってみると8対3。35期の夏はついに終わってしまいました。

　選手は、悔しくて泣いています。神奈川県大会優勝を目指していたのが1回戦敗退となり悔しいのだと思います。ただ、私としてはなぜみんなが泣くのかがわかりません。何度試合に負けて悔し涙を流してきたことでしょう。今までは、こんなはずではない、次は頑張るぞと誓っての涙だったのではないでしょうか。

　その集大成が神奈川県大会だったと思います。チームによっては、あるいは選手によっては夏季大会が集大成というところもあるかもしれません。燃え尽きてしまったかもしれません。でも横浜南シニアの3年生は、神奈川県大会優勝を次の目標にしたはずです。それに向けて努力をしてきたはずです。すべてを出し切って負ければ、達成感はあっても涙は出ないはずです。

　私は、やれることはやりつくしたので悔しくもありませんでした。ここで負けてしまうのはそこまでの力しかなかったのでしょう。逆に言うと新しく次の目標が出来たということです。さらに努力して、もっと上を向かなくてはいけません。1年後、2年後、3年後の自分を想像してみましょう。ワクワクしませんか。自然と笑顔になりませんか。1秒でも過ぎたらそれは過去のこと。君たちには未来が待っています。明日からは、次のステップ進みます。まずは受験勉強。来年の3月は、みんな笑顔で集まりましょう。